黒影の館

篠田真由美著。建築探偵桜井京介の事件簿シリーズ本編第14作目。
次で最終巻です。シリーズ開始から15年。私が読み始めてから13年。
とうとうここまで来たか〜という感じですね。
私の中でのクライマックスは第5作の「原罪の庭」なのですが、
今回の「黒影の館」は、それに呼応する作品、双子のような作品だな…
というのが一番の印象。

とりあえず、この巻は京介の過去についてまで。
(京介の行動のぎこちなさも、生い立ちのせいなんですかね。
アレクセイが京介にどうしても繋がらない…東京に来るまでにもう一段階ありそうな
感じがしますが)
まだ謎の部分も残されています。
果たして行きつくところは絶望なのかそれとも希望なのか。
その日が来るまで、楽しみに待っておくとしましょう。
年内にはでるかな?

黒影の館 建築探偵桜井京介の事件簿 (講談社ノベルス―建築探偵桜井京介の事件簿 (シI-20)) 黒影の館 建築探偵桜井京介の事件簿
(講談社ノベルス―建築探偵桜井京介の事件簿 (シI-20))

価格:¥ 1,260(税込)
発売日:2008-01-09