「つづきはまた明日 1」

つづきはまた明日 1 (1) (バーズコミックス ガールズコレクション) つづきはまた明日 1 (1) (バーズコミックス ガールズコレクション)
価格:¥ 620(税込)
発売日:2009-02-24

紺野キタの新刊。
母を亡くした二人の兄妹。小学5年生の杳(はるか)と小学1年生の清(さや)。
父親と、近所に住む父親の妹に見守られながら育っている。
隣に、亡くした母親の幼いときにそっくりな少女が引っ越してきて…。

紺野先生の特徴として
「取り立てて大きな出来事が起きない日常」を面白く読ませることがあげられるかと思います。
これって、凄い。本当に読ませる力量がなければできません。
ちょっとしたエピソードがすごくうまい。
たとえば「明日になればできること」の冒頭の自転車のエピソード。
そう…歳とるとお尻の弾力ってなくなるよね…。
「闇はあやなし」の佐保ちゃんの転校初日のクラスメートの反応とか。
あ、紺野先生らしい!と思ったのが、亡くなった母親に似ていたのが
隣に引っ越してきた佐保ちゃんのお母さん…じゃなくてお父さんの方だったってことですね。
とても穏やかで優しい気持ちになれる漫画です。
でも、反面ちょっと切ない。