一気観

撮り貯めていた、砂の器を一気に観た。
原作があって映像化が何度もされているものは、それなりにまとまっていて面白いのは面白いのですが。でも、何だかいろいろ散漫だったような気がしないでもない。

あ、いろいろネタばれするので以下ご注意を。

4時間の枠だったのだけれどもちょっと時間が足りなかったかな。3日連続でやれば良かったのかもしれない。第二話なんて後半急ぎ足過ぎる。
警察が三木殺しの犯人を「カメダ」の謎に翻弄されつつ執念深く追い続ける側面と、片や犯人である和賀が自分の過去を封印せざるを得ない背景。
この二つが、砂の器と言う物語の根幹をなす柱と言ってもいいわけですが。
どうしても、和賀の過去への執念というか・・・そういうのが弱いよね。どうしても本浦秀夫という過去を殺人を犯してまで消したかったというのが見えてこない。まあ、原作の理由が現在では使えない(遺族の意向でもある)と言うこともあるとはいえ。このバージョンの千代吉に至っては犯罪は起こしてない、むしろ冤罪なわけだし。

しかし、まあ、楽しめました。みな演技巧者の俳優さんばかりだったので。

こうなったら1974年版の映画観るしかないか。実はまだ、観たことない。

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発売日:2011-01-26