疑惑は確信へと変わる

数年前から疑っては、いたのです。
もしかしてそうなんじゃないかと・・・。
自分の気のせいと思い、やり過ごしてました。
でも、今年になってどうにもおかしいと思い、血液検査してみたら・・・


花粉症でしたよ!とほほ。
去年まで1〜2日程度、鼻水とくしゃみが出るくらいの症状だったので、風邪かな〜と思いこんでたのですが
今年になって鼻水は止まらない・くしゃみ連発・目が異常に痒いのトリプルコンボで、いよいよこいつは様子が変だと。
結果花粉症。今まであ〜花粉症大変ね〜と他人事だったのですがいざわが身になると本当辛い。
何が辛いって、田舎に住んでいるもので家の廻りが杉の木に囲まれてて、家にいるときが一番症状がひどいのが辛い。
これは・・・実家を出ろという暗黙のメッセージなのでしょうか。
とりあえず反応するのは今のところスギ花粉だけなので、もう少しでこの症状も治まるはず・・・と思いたい。
あと、雨が降ったら症状が治まるっていうのも本当なのかね。あんまり変わらない気がするのですが・・・。気のせい?


そんな状況の中、観に行った映画
リップヴァンウィンクルの花嫁」

花粉症つらいし、映画館が遠いし(バスの乗り換えをせねばならぬし)、上映時間3時間あるし、迷ったけれど
綾野剛見たさに頑張って行った。
都会ではパンフレットが売り切れてるらしくて、戦々恐々だったけれど、余裕で買えた・・・。


映画は出来れば2時間程度でお願いしたい派なのですが、これは3時間でも全然大丈夫でした。
(ただ、2時間過ぎたあたりから首が異常に痛くなった・・・。)
ただただ、黒木華が愛おしい映画。不思議な魅力の女優さんだとつくづく思い知らされた。
この前の舞台が観れなかったことが本当に悔やまれる。
あと、綾野剛が本当に良くて。彼の出演作の中でも、かなりのハマり役といいますか。
もうこれは彼しかできない役だなあと。軽薄さと、ちょっとした冷酷さと、でも憎めない愛嬌と。
彼ならいいように振り回されても、恨んだりしないだろうなあ。
アムロ行きまーすの軽さには笑った。どんな人生歩んでたらああいう人になるのだろうか。安室の物語も観てみたい。


前半と後半をつなぐ、七海が義母と旦那から家を追い出されて、途方にくれて安室に電話をかけるシーンが
なんだか切なくて、とてつもなく寄る辺なくて、スクリーン上の七海同様涙にくれてました。
私はどこにいるんでしょう、私はどこにいけばいいんでしょう。
人はこんなにも簡単に居場所を失ってしまうんだって怖くて寂しくて一緒になって泣いてました。


観れるならぜひ、映画館で観てほしい。
こういう作品に出会えるから、やはり映画を観ることはやめられないんだなあ。