なんとなくな日々

川上弘美著。
しみじみとした味わいのエッセイ。
こういう味のある文章を書ける才能が、心の底から欲しいと思う。
なんだろうな〜。少し軸がずれていて、そのずれ具合が何となく心地よい感じ。
読んでいると、ちょっとぬるいお風呂に長い間遣っているような、
公園のベンチにぼ〜っと座っていたら思いのほか時間がたっていた時のような、
そんな気持ちがします。
小遣い帖の章で出てくる、日曜研究家という雑誌を読んでみたい。

なんとなくな日々 (新潮文庫) なんとなくな日々 (新潮文庫)
価格:¥ 380(税込)
発売日:2009-02