2時間以内が良い

映画は2時間くらいで終わる映画が良い映画。

まとめきれずに終わっている映画は論外ですが。
あ〜、もうちょっと観たかったな、くらいでさりげなく終わるのが良い映画だと思う。

というわけでこの前テレビで放送されていた「ハッピーフライト」をようやく今日観た。

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どたばたコメディだったらどうしようと思って観ていたけれどいらぬ心配でした。
良く作られているお仕事映画だよ。面白かった。
国際便一便をめぐって、空港で働く人のいろいろな視点から撮った映画。
機長昇格試験に臨む副操縦士、初国際線の新米CA、仕事に行き詰まりを感じてるグランドスタッフ、仕事に妥協を許さないライン整備士とそれに反発を覚えるドック整備士等々・・・
普段観られない管制塔やコントロールセンターを観られるのも楽しい。
それぞれ思いは様々だけれども、みな仕事に情熱持っていてカッコいい!と思ういい映画。
一番好きなシーンはグランドスタッフ役の田畑智子嬢が、間違った荷物を持ってバスに乗ってしまった乗客を拡声器で追っかけるシーン。できる子やなあ。
でも後半のシーンはどれもいいシーン。
綾瀬はるかちゃんの新米CAが失敗続きでへこんでても特技で挽回できるところとか短い時間の中で上手くフォローできてるなて思うし、寺島しのぶの鬼チーパーも芯の強い頼れる先輩ってよくわかるし、
いろいろちょっとしたエピソードでいろいろ語れている(しかも観ている側にちゃんと伝わるように撮れている)のがすごいなと思う。

最後無事着陸した時に思わず拍手したくなった!

あとね、時任三郎がカッコいい。もう、むちゃくちゃカッコよいわあ。はまりすぎでしょ。
背が高くてハンサムで、逆にあんな機長がいたら厭味な感じ。
田辺誠一とのパイロット姿での共演は絵になりすぎててたまりませんなあ。

観たら消そうと思っていたけど、思いのほかはまってしまったので残しておこうっと。
落ち込んだ時に観ると元気が出るかも。
非常に後味爽やかな良い映画。