人は決して一面的ではない。

あまり体調がよろしくなかったのですが、今日くらいしか行けるときがなかったので・・・。

観てきました、白ゆき姫殺人事件。

なかなか面白かった。あ〜、どう感想を書いてもネタばれにつながりそう。
なので、観る予定の人は以下閲覧注意で。

人間は簡単に嘘をつく。
それが自覚的であろうと無自覚であろうと。
そして自分の都合のよいように、記憶を捻じ曲げてしまう。
それがいつかは本人の真実になる。
自分が観ているものと人が観ているものは現象は同じものでも事実は違うものになる。
これはなかなか怖いことです。

ありふれたワイドショーネタ。加熱するネットでの噂。
よく見る光景。でも、本当は違うかもしれない。当事者でなければ分からないこと。
もしかしたら当事者でもわからないかもしれない。
人は観たいようにしか物事を観ない。感じない。

劇中のワイドショーでのシーンはリアリティありすぎて怖い。
神妙な顔をして報道するアナウンサー。(生瀬さんが実在するアナウンサーに見える)
視聴者を引き付けるような編集の仕方のVTR。
これみているととても怖くなった。

綾野剛目当てでもちろん観に行ったわけですが、
最後まで薄っぺらい男でそこもよかった。
途中で豹変して真実を追求するようになったらどうしようかと思った。
ちゃんと薄っぺらく観えたよ!俳優さんってすごい。
ラストでへろへろになっている綾野剛をみてちょっとグッときたよね(ド・ヘンタイ)
というどうしようもない感想で締める。

パンフレットも



買ったよね。
小さいサイズでしかも720円で高っ!と思ったけど
かなり読み応え有るので満足。
そして相変わらずの綾野剛のお言葉。・・・。さすがですよ。
矢張り、不思議な人だなあ。そこがよし。

そういえば、城野美姫の同級生役で大東駿介が出てたけど
しばらく彼だと気付かなかった。なんだかちょっと印象が違う・・・。
さわやかイケメンの役しか観たことなかったけど、ものすごくいけ好かない奴演じてたから?
それとこれまた同級生役で野村佑香。なんだか見覚えあるような、と思ってたら。
十数年ぶり位に観たけど面影変わらない。