紙谷悦子の青春

BSプレミアムにて放送されたのを観る。
2006年の作品。



紙屋悦子の青春 [DVD]

紙屋悦子の青春 [DVD]


冒頭10分ほど、病院の屋上にて、とりとめのない老夫婦の会話が延々と続いていく。
そして時代は遡り終戦間際の鹿児島へと舞台は変わる・・・。

私の生まれ故郷は鹿児島なので、鹿児島弁(でもすこし熊本弁も混ざっている感じ?)がとても心地よかった。
登場人物はほぼ5人で、映画というよりも舞台を観ているよう。紙谷家の敷地内でほぼ物語が完結してしまう。
会話劇というべきか。
淡々と物語は進み、淡々と物語は終わる。
刺激的な映像があるわけでもない。
それだけに「戦争」が市井の人の運命を変えて行ってしまうんだよなあとしみじみと思ってしまう。


知世さまの透明感たるや。やはり憧れの人です。